今回は、ご単身の場合の間取りと広さに付いて考えてみたいと思います。

ご単身向けのお部屋の間取りは、スタジオタイプ(いわゆるワンルーム。リビングとベッドルームが繋がっている。)か、1ベッドルーム(1LDK)といったところが一般的です。
スタジオタイプですと、お部屋に仕切りがないので全体的に広く感じられ、窓が大きく明るい印象になります。ただ、玄関を入るとベッドまで丸見えで、ソファー等でくつろぐ空間がなく、テレビもベッドの上で、といったホテル感覚のお部屋が多くなり、1年以上お住まいになるには、やはりリビングと寝室が分かれているお部屋を、と仰る方がほとんどです。

一番人気は40平米から50平米の1ベッドルームですが、一言で1ベッドルームといっても、リビングルームに窓がなかったり、寝室は広いのにリビングダイニングが非常に狭い等、日本ではちょっと考えられないような間取りのお部屋もあります。
また、1ベッドルームの場合、当然バスルームは1ヶ所となりますが、バスタブとシャワーボックスに分かれているものから、バスタブの中でシャワーをするタイプのもの、シャワーボックスのみなど、様々なタイプがあります。
バスタブも、無理して入れたような狭いものからジャグジー付きのものまでいろいろです。ネット情報では細かいことまでは分かりませんので、案内を申し込む際、不動産業者にライフスタイルやお好みのタイプを伝えると良いでしょう。

バスルーム

当地では日本のような狭いながらも気の利いた収納はまず見かけません。トイレもお風呂場と一体になっており、洗面台の下には掃除用具や石鹸類のストックは入れられたとしても、タオルやトイレットペーパーを入れる吊り戸棚のようなものがないため、これらもクロゼットにしまうことになります。クロゼット一棹では当然足りません。
また、本棚などを置こうとしても、建物の構造上、お部屋の角がカーブしていたり、作り付けの収納が開き扉の場合や、窓が多く壁が少ないため収納家具が置けないこともあります。
下駄箱も付いていないことが多いですが、ほとんどの場合、ご入居前にリクエストしてつけてもらうことは可能です。そういった時にはなるべく大きさや扉の有無、お好みの色等、具体的にリクエストするほうが良いでしょう。お任せにしてしまうと、せっかくつけてもらったものの、ほんの少ししか入らなかったり、使い勝手が悪く、がっかりさせられるケースもあります。

お荷物の多い方、また、日本からご家族が1年に何度か遊びにいらっしゃるご予定の方には70-80平米程度の2ベッドルーム(1BR+書斎)がおすすめです。当然収納も増えますし、2バスルーム(トイレは2ヶ所で1ヶ所バスタブともう1ヶ所はシャワー)、といった間取りが多くなります。これならご家族がご滞在の間もトイレとお風呂が同時に使え、安心ですね。

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