以前にコンドミニアムの特徴と魅力についてお話ししました。今回は、コンドミニアムを借りて住む際に注意すべきリスクと、その対策について詳しくご紹介します。
【リスクその1】契約に関する注意点
コンドミニアムは、アパートと違い、お部屋ごとにオーナーが異なります。そのため、契約形態や更新、途中解約に関してアパートとは異なる注意点があります。
1.契約は基本的に個人間契約
- コンドミニアムのお部屋は個人のオーナーが所有しているため、賃貸契約は基本的にオーナー個人と借りる方の個人間での契約となります。
- ごく一部、貸家業を専門とする法人や個人が所有している場合を除き、法人名義での契約は難しいと考えておいた方が良いでしょう。
2.契約更新を断られる可能性がある
- バンコクの一般的な居住用賃貸契約は1年です。アパートでは基本的に更新がスムーズに行われることが多いですが、個人オーナーの場合、以下のような理由で更新を断られるケースがまれに見られます。
(オーナーが物件を売却したい、オーナー自身やその家族が住む予定ができた、) - オーナー自身やその家族が住む予定ができた
3.契約期間中の途中解約が難しいケース
- オーナーが海外在住で、特定の時期にしかバンコクに滞在しない場合など、オーナーの都合により契約期間満了時以外の退去や契約解除が認められないといった条件が付くことがあります。契約時には、途中解約に関する条項をしっかり確認することが重要です。
【リスクその2】入居後の管理・修理
入居後の設備の不具合や修理への対応も、アパートとは勝手が違う場合があります。
1.設備はオーナーの「持ち物」
- アパートでは全室共通の家具や家電(給湯器、冷蔵庫、エアコンなど)が備え付けられており、故障時もアパート側で対応してくれるのが一般的です。
- 一方、コンドミニアムでは、これらの設備はオーナーが個別に購入・設置した「持ち物」です。そのため、壊れた場合の交換品やストックが用意されていません。
2.些細な修理でも手間がかかる
- 例えば電球一つ切れただけでも、自分で切れた電球を外し、種類(口金やワット数など)、大きさ、形、色などを確認し、同じものを購入して自分で取り付けなければなりません。
3.コンドミニアムのエンジニアサービスについて
- コンドミニアムの管理費には、簡単な修理などを請け負う24時間対応のエンジニアサービスが含まれている場合があります。このサービスを利用して、電球を外してもらい、同じものを買ってきてもらい、取り付けてもらう、といった依頼も可能です。
- ただし、タイ語でのコミュニケーションが必要だったり、サービスの手順が不明瞭だったりと、特にタイに来て間もない方にはハードルが高いのが実情です。
4.専門的な修理の手順
- エアコンなどの専門的な修理が必要な場合は、まずコンドミニアム内のエンジニアに見てもらい、対応できない場合はオーナーに連絡してメーカーのエンジニアなど外部の専門業者を呼んでもらう、という流れになります。
5.修理・点検時の立ち会いが必要
- サービスアパートやアパートでは、スタッフが立ち会い、お客様が不在の間でも修理を行うことが可能です。
- しかし、コンドミニアムでは、エンジニアや修理業者が部屋に入る際は、必ず契約者ご本人か代理人の立ち会いが必要となります。
- また、タイでは約束の時間通りに業者が来ないことも多く、大幅に遅れてくることも珍しくありません。立ち会いのために長時間待たされる可能性があります。
【対策】メイドさんの活用が安心!
上記のようなリスクや手間を軽減し、快適なコンドミニアム生活を送る上で、週に数回程度のメイドさんを雇うことが非常に有効です。
なぜメイドさんが役に立つのか?
- 日常の掃除、洗濯、アイロンがけといった家事全般を任せられます。
- 電球交換や簡単な設備の不具合対応、専門業者(エンジニアなど)とのやり取りのサポートをお願いできます。
- 修理時の立ち会いも代行してもらえます。
- タイ語でのコミュニケーションが難しい場面で助けになります。
- 買い物代行や各種支払い代行なども依頼できる場合があります。
私たちTKMでは、ご成約いただいたお客様に限り、身元保証のしっかりしたメイドさんをご紹介しております。(TKMハウジングのメイドサービス)掃除や洗濯などの家事だけでなく、エンジニア対応、買い物、各種支払い代行などもサポートしてくれるメイドさんは、慣れない海外生活の心強い味方になってくれること間違いなしです。