今回と次回はよくある問題、お部屋の臭いについてお話してみたいと思います。
今回は下水関係が原因の場合についてお話しましょう。

一口に下水の臭いと言っても、発生源や問題には様々な種類があるのですが、一番多いのは下水の水道管が乾いて臭いが上がってくるケースで、こちらはほとんどの場合、浴室内の使用しない排水口が原因です。

タイのバスルームは日本と違い、バスタブとその上のシャワー、あるいはシャワーボックスとトイレが同じ部屋の中にあります。よく見ると便器の横やシャワーボックスの外に、使い道の分からない排水口があります。タイ語では浴室のことをホングナーム(水の部屋)といい、シャワーの時もお掃除の時も部屋全体を水浸しにして使います。ところが日本人の感覚ですと、この場所の排水口は必要のないものですので、そのまま普通に使っていると中が乾き、臭いが上がってくるのです。

それではどうすればよいのかといいますと、一日に1-2回ほど、トイレのミニシャワー(タイ語ではチャムラッと言います。)で5秒から10秒ほど差し水をすれば収まる場合がほとんどです。それでも気になるようでしたら、パイプ洗浄洗剤や漂白剤などを入れると良いでしょう。

浴室以外では、洗濯機の下の排水溝と洗濯機の排水ホースの間に隙間があるケースで、ご単身でお洗濯が毎日でない場合、やはり臭いが上がってきます。

以前は布を巻き付けたりして塞いだものですが、万が一布が配水管に落ちてしまうと大変です。
現在は、隙間を塞ぐ道具が売られており、値段も安いものですので、コンドミニアムのエンジニアに見本を見せてもらってホームプロなどで購入すれば直ぐに解決できますが、まずはお部屋を紹介した業者に相談してみましょう。

次に、それほど多くはありませんが、新築コンドミニアムにご入居になったケースで、寝室に入ると吐き気を催すほどの強い悪臭や目がチカチカするほどの刺激臭がある場合には、建築時の配管に問題があると考えられます。トイレの配水管は、ほんの僅かでもズレや隙間ができていれば非常に臭いますので、便器を取り外して配管をやり直す必要があります。このような場合は、コンドミニアムの管理事務所のエンジニアではなく、建築業者のエンジニアが来て、保険で修理を行いますが、まずは管理事務所のエンジニアに見てもらい、建築自体に問題があることを確認し、オーナーさんからクレームを入れてもらわなければなりません。

この問題は実際にお部屋を使い始めてから発生するため、不動産業者のご入居前チェックでは気づかないことが多いので、すぐに連絡してオーナーさんに知らせてもらいましょう

最後に、いつもではなく時々、それほど強くはないがなんとなく臭うケースは、お隣や下のお部屋が空き部屋になっており、下水管が乾いていることが原因のことが多く、非常に厄介な問題です。これはある意味タイの集合住宅では避けられない問題で、1年中全く臭いのないお部屋に住むことは非常に難しいとも言えるかもしれません。

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