今回は、アパートの特徴と魅力、そして問題点についてお話してみたいと思います。

アパートとは、当地では、一棟全てを一つの会社、あるいは一人のオーナーが所有している物件を指します。建物にオーナーの名前が付けられていたり、複数の物件を所有しているアパートブランドも存在します。
アパートの最大の特徴は、なんといっても管理、対応の良さといえます。

それぞれのアパートでは、お抱えのエンジニアを常駐させており、いつでも修理をスムーズに行える体制が整っています。
テレビや洗濯機、冷蔵庫といった生活必需品の電化製品も、各部屋同じ規格のものを使用しているため、いざというときには空き部屋や倉庫から代わりのものを持ってきてもらえます。

管理も長年勤めているマネージャーや、オーナー自身が行っていることが多く、心のこもったサービスをしてくれるのもアパートの魅力の一つです。

また、ほとんどの物件で法人契約が可能であり、会社で法人契約を条件としている場合には重要なポイントとなります。
犬や猫等、ペットの飼育が可能な物件があるのもアパートの大きな特徴です。

ご退去時の原状回復費用もオーナー独自の判断によるコンドミニアムよりは基準がはっきりしており安心です。

オールマイティーと言えるアパートですが、若干の問題点としては、各種経費がコンドミニアムに比べ割高と言うことでしょうか。

水道料金は、タイは水が豊富ですので本来非常に安いものなのですが、アパートの場合、使用量に関係なく、固定されていることがほとんどです。
電気代も、アパートの中に各部屋のメーターがあり、独自のレートで計算、請求をしているところがほとんどです。アパートではコンドミニアムとは違い、管理事務所でお支払いができ、少し遅くなっても電気を止められる心配がなく安心ですが、物件によっては電気会社の2倍近いレートが設定されていることがあります。水道とは違い、電気代はもともと高いものですので、お部屋が広かったり、エアコンが旧式であれば、毎月の請求金額はかなりの負担になってくるでしょう。インターネットやネットTV会社、飲料水も取引業者が指定されていることが多く、比較的自由に業者を選べるコンドミニアムに比べると割高となります。

また、スクムビットの人気エリアのアパートと言うのはもともと日本人のために建てられているようなもので、住人の方は100パーセント日本人ということも多くなります。大型物件では日本人学校の送迎バスも複数となり、バス当番やエレベーター渋滞等、日本より凝縮された日本人社会に戸惑われることもあるかもしれません。
それから、一定のお家賃で貸し出すことを目的に建てられているため、ロビーやお部屋の内装、家具等は、ごく一部のアパートを除いてあまり豪華ではありません。