いよいよ雨季も終わりに近づき、激しい雨が降るようになってきました。
雨季のタイで目につくのは、アリとゴキブリです。今回は、住居内の蟻よけ対策についてお話してみたいと思います。

タイのアリは大きく分けて、主にジャングルなどで生活する種類と、街で生活する種類があります。主に自然の中で生活するものは大型のものが多く、特にマンゴー蟻と呼ばれる赤くて非常に強い顎を持った蟻は、ゴルフ場や、ビーチなどに生えている樹にいることがあり、噛まれると重症になる恐れがありますので注意が必要です。

町中にいる蟻も、小型ですが、人を噛む場合もあり、蚊やダニのように被害が多く、対策が必要です。
そして、新築でも、高層マンションの上層階でも行列を作って大量に現れ、根本的に解決するのが難しい、なかなか厄介なものです。

原因は色々と考えられますが、その内の一つとしては、建築中に、労働者が休憩時間などにものを食べ、きちんと始末しないことと言われています。建物を建てるとき、当然下の階から徐々に作っていくわけですが、その過程でコンクリートの柱などに蟻が住み着いてしまい、相当な高層階でも完成後のお部屋の壁の隙間やタイルの継ぎ目などからお部屋に侵入してくるというパターンです。

また一説には、長らく放置されていた土地に建てられた場合、ゴミ捨て場同然となっていた間に、地中には建てられたマンションと同じくらいの規模の蟻の巣が存在すると考えても良いという、恐ろしい話も聞きます。

住居に現れる蟻には、黒いもの、黒と茶色のツートン、赤いものがあり、よく見かけるのはおしりが黒いツートンと、小さな赤い蟻です。日本でアリといえば甘いモノが好き、といったイメージが有りますが、タイでは必ずしもそうとは限らないようです。食べ物で言えば、虫の死骸や調理中の生肉など、おもにタンパク質を好み、お風呂場やベッドの上など、人の皮膚やそれを食べるダニを食べに来るそうです。お風呂場のタイルの継ぎ目やベッド下の床の隙間など、食べ物が周りに無く、小さなお子様の手の届かない場所には蟻チョークが有効です。これには何と、微量ですがヒ素が使われているそうですので、絶対に直接手で持たず、ビニール手袋などを使って、侵入経路を見つけたらそこを塞ぐようにして黒板に白墨で字を書くように線を引きます。

また、インスタントラーメンやスープのもとなどの調味料も好物のようです。また、食べ物とは関係なく、暗くて暖かい場所を好みますので、パソコンやリモコンなどの電化製品のように、思わぬ場所に大量に現れることがあります。
このような、手に触れやすい場所の場合には、アリコロが有効です。いわゆる日本の蟻の巣コロリですが、カバーなどはなく、パン粉のような状態の物を紙皿などに入れて使いますので、お子様やペットが居る場合にはお勧めできません。日本と同じようなケースに入れるものも売られていますが、地元の物のほうが安くて強力なようです。

ハイハイする時期のような小さなお子様がいらっしゃるご家庭、ペットが舐めてしまうおそれがある場合には、地味ですが、とにかく穴を塞ぐ方法をおすすめします。
ホームプロなど、DIY売り場に目地貼り用のパテが売られていますので、買ってきて試してみて下さい。