前2回で、タイの不動産購入の流れと物件選びのポイントを見てきました。そして今回は、いよいよお金のお話に進みます。

ご存じの方も多い話、タイで外国人が不動産を買う場合は「一括購入」が基本となります。実はローンも組むことが出来ますが、非常に審査が厳しく手続きが複雑なため、実際に利用するのはなかなか難しいでしょう。合わせて、登記の際に送金証明が必要なため「海外からの送金のみ」というのも重要ポイントです。

それでは、予約、支払い、登記の手順と諸費用について、見ていきたいと思います。プレビルドで購入の場合は多少異なりますが、新築や中古物件は以下のような流れになります。

予約、支払い、登記の流れ

  1. タイの銀行窓口または日本から送金で、1週間以内に予約金を支払います。
    *予約金は10万バーツ~15万バーツが相場です
    *物件により、10%~20%の一時金がプラス必要となる場合もございます。
  2. 予約金の支払い確認後、売買契約書を受け取ります。それを持ってタイの銀行へ行き、口座を開設。
  3. 基本的には1か月以内に、残金を自分のタイの銀行口座に一括送金。送金証明の発行後、購入金額分の小切手を用意。
  4. 支払い完了後、登記。新築の場合は特別な手続きなく1~2週間で登記簿が届きます。中古物件の場合は名義変更のため、前オーナーと共に土地局へ行き手続きを行います。
  5. コンドミニアムの管理事務所で、初年度の管理費や、光熱費の名義変更などを行います。

その他費用も抜かりなく計算しましょう!

当地消費税、タイ銀行間の送金や日本からの送金それぞれの手数料、登記費用、物件管理費、各種保険(物件によります)、仲介手数料、これらを併せて計算し、円対バーツのレート計算も必要です。

TKMでは物件ご案内のほか、タイの銀行での口座開設や送金のサポート等も致しますので、ご安心ください!