近年、日本ではペットブームが続いており、ご来タイの際にもご帯同(大切な家族の一員ですよね!)される方が増えてきています。
各種手続きや搬送方法につきましては、航空会社などにお問い合わせいただくとして、今回はペット可のお部屋探しについてお話したいと思います。

まず、バンコクの外国人向けの賃貸物件は、ほとんどが集合住宅です。
まれにタウンハウスや一軒やに住まわれる方もいらっしゃいますが、これはセキュリティーや管理が大変難しく、かなりの上級者向けです。

そして集合住宅の場合、バンコク市内は地域を問わず、ペットを飼える物件は非常に限られます。特にコンドミニアム(分譲マンション)タイプではペットOKの物件はほとんど無く、主にご家族用の、2BR、3BRのアパート(ワンオーナー物件)から選ぶことになります。
まれにコンドミニアムでもペットOKとなっているところもありますが、お部屋のオーナーさんがOKでも、管理事務所では禁止されていたり、ご入居途中で管理組合の話し合いにより、禁止になることもありますので、注意が必要です。また、個人オーナーさんのお部屋の場合には、ご退去時の原状回復に関する基準が無く、運がよければ支払わずに済みますが、高額の費用を請求される場合もあります。

アパートの場合には床、壁紙、家具等、それぞれの補償額が決まっていますが、壁や床におしっこがかかってしまったり、ソファーの生地が傷んでしまうと、やはりご退出時の補修費用が高額になる可能性がありますので、お気をつけいただく必要があります。カバーをかけたりマットやビニールを敷いたりすれば防げることも多いですから、工夫してお使いいただくことをお勧めします。

建築当初は小型犬OKだったところでも、満室状態が続いたり、住民同士のトラブルがあったりすると、新規では受け付けないなど、途中で事実上禁止されるところも多く、ネット情報が追いついていない場合もあります。
お部屋をお探しになるには、信頼できる仲介業者にペットの種類、大きさ(体重)などを前もって伝え、安心して住める物件を探してもらうことが大変重要です。
種類では、熱帯魚やカメ、ハムスター等はほとんど問題なく飼うことができますが、ウサギ、猫、小型犬、大型犬となりますと徐々にハードルが高くなります。

地域としては、スクムビットの場合、ソイ23や24は、もともとペット可の物件が多く、貴重な大型犬OKの物件もあります。他にはソイ26、31、39、49、53、55、59、アソーク以西のソイでは6、8、11、12等に点在しています。シーロムやサトーン、ナラティワーなどでもペット可物件はありますが、非常に数は少なくなります。
動物病院は意外と多く、ソイ24、26、49、トンローなどにありますが、トンローソイ9のトンローペット病院は、日本語の通訳さんもいるので安心です。
バンコクのペット可賃貸物件をお探しの方はこちらからご覧いただけます。

ワンちゃん同伴OKのショッピングモールも増えています。
ソイ47に新しくできたレインヒル、ソイ26のKヴィレッジ、トンローのJアヴェニュー、エカマエのパークレーンは敷地内のお散歩や、ワンちゃんと一緒にお茶や食事もでき、日本人、タイ人を交えて犬友同士、打ち解けてお話しする姿もよく見かけます。
これらの病院やショッピングセンターに行きやすく、お散歩が必要なワンちゃんには野良犬がいない、歩道があるなど、細かい情報もご案内担当者にお確かめください。