毎年4月は新しくご来タイされる方が大変多い季節です。
ご入居先では、どのような人間関係があるのでしょうか?
今回は、アパートのオーナーさんや、管理人さんとのお付き合いを考えてみます。

まず当地では、ホテルタイプのサービスアパートやコンドミニアムを除き、アパートオーナーさんとお客様は、現在の日本とは全く違う関係なのだということをいうことを認識しておかれたほうがよいでしょう。むしろ、落語や舞台でよく見られる、江戸時代の大家さんと店子さんのような関係が今でも続いていると思って下さい。中には全くの無関心、といったオーナーさんもいらっしゃいますが、ほとんどは、外国で暮らす日本人のため、住まいの提供だけではなく、様々なサポートをしてくれる、ありがたい存在です。オーナーさんによっては、ご入居の際、花束やお菓子、心のこもったタイ料理を用意しておいてくれたり、定期的に住民の方々のための親睦パーティーやお茶会を催してくれたり、年末やクリスマスにはお菓子などを届けてくれたりという方もいらっしゃいます。そういったオーナーさんの物件は、温かみがあり、お部屋もよく整備されていてほとんど満室状態が続いているものです。

また、路上でスリに遭ったときなど、被害を届け出るため警察まで一緒に行ってくれたり、会社にお部屋の鍵を置き忘れた方のために深夜に出向いてくれたりと、普段から仲良くしておけば、よく面倒を見てくれる、心強い存在でもあります。
それだけに、最初の印象と、日頃のお付き合いがとても大切です。ご入居の際には高価なものである必要はありませんので、オーナーさん、管理人さんのために空港で日本のお菓子などをご購入になり、お持ちになるとよいでしょう。

ご入居後、警備員やエンジニア、アパート付きのメイドに、何か手伝ってもらった時には忘れずにチップを渡すようにしましょう。仲良くなれば、進んで荷物を運んでくれたり、お部屋の模様替えを手伝ってくれたり、留守中のペットのお世話をしてくれたりと、こんなことまで、と思うほど頼み事を聞いてくれるものです。
電球が切れた、戸棚の蝶番のガタつき、網戸やガラス戸の動きが硬いなどといった細かいことでも我慢をせず、管理室でちょっと助けて、といえば本来優しいタイ人のことですので、直ぐに対応してくれます。遠慮せず、威張らず助けてもらいましょう。

また、旅行や一時帰国など、数日間お留守にされる前には、管理室に声をかけ、戻った時には小さなおみやげを渡すのも、良い関係を保つことに役立つと思います。これは、万が一、留守中に水道管が破裂したりした時など直ちに対処してもらえますし、防犯にも役立ちます。

最後に、ご退去のお申出後に、お部屋を見せて、と言われた時も快く応じてあげたいものです。
ご帰国前で、お忙しいとは思いますが、アパートなら、お留守の間に管理人さんに見せてもらうことも出来ます。断り続けて契約書を持ちだされ、(ほとんどの契約書には、その旨を記した項があります。)ギスギスした関係になってもつまらないですし、ご退出時に原状回復費用請求の査定に影響しては大変です。

ご自身の生活されたアパートが、タイ生活の良い思い出として、いつまでも記憶に残るよう、ご入居からご退去まで、円滑な人間関係を築いていただきたいと思います。

どうしたら良い?入居後の人間関係(アパート内のお付き合い編)