新しい年、あるいは心機一転のタイミングで「新しいお部屋」を、とお考えの方も多いのではないでしょうか?「お部屋を探すとき、どのタイミングで何をすれば良いのか」というご質問は、初めてタイにいらした方から最も多くいただく相談の一つです。
今回は、「初めてタイに赴任された、ご単身者のケース」を例に、具体的なお部屋探しのステップとタイミングについて詳しくご説明します。
ホテル生活からアパートへの切り替えタイミング
タイでお仕事をスタートされる際、最初は会社が手配したホテルに滞在される方がほとんどだと思います。
- ホテルの限界
最初は便利に感じるホテル生活も、数週間から1ヶ月と長くなるにつれ、「部屋が狭くてくつろげない」「観光客の話し声や足音が気になり、仕事の疲れが取れない」と仰る方が増えてきます。 - 会社規定の確認
会社によっては「ホテル滞在は1ヶ月まで、その間に住居を決定すること」とルールが決まっている場合もあります。まずはご自身の会社の住宅規定を確認しましょう。
ステップ1:不動産業者へのコンタクト(入居の1ヶ月〜1.5ヶ月前)
まずは広告やインターネットで信頼できる不動産業者を探し、以下の内容をメール等で送ってみましょう。
- ご予算(会社規定や自己負担額)
- ご希望条件(通勤ルート、駅からの距離、周辺環境など)
- おおよそのご入居希望時期
そうすることで、最新の空室状況に基づいた物件リストが送られてきます。空き時間にそれらの物件のウェブサイトをチェックし、イメージを膨らませておくのが第一歩です。
ステップ2:実際の物件内覧(週末や平日の半休を利用)
リストの中で気になる物件があれば、内覧(ご見学)の予約を取ります。
- 内覧の目安
3〜4時間の枠で5〜6件程度、効率的にサクッと見て回るのが理想的です。 - おすすめの服装
バンコクは非常に暑いため、Tシャツに短パンなど、気楽な服装でお越しください。また、タイの物件では玄関で靴を脱いでいただくため、サンダルなど脱ぎ履きしやすい靴を選ばれるのがコツです。 - 内覧は無料
タイではお客様が不動産業者に仲介手数料を支払う習慣はなく、何度でも無料で内覧が可能です。
ステップ3:ネットでは分からない「感覚」を確かめる
実際に物件を見て回ると、ネットの情報だけでは分からなかった重要なポイントが次々と見えてきます。
- 立地と騒音
周辺道路の混雑具合や工事の音、夜の明るさなど。 - 眺望と風通し
お部屋に入った瞬間の空気感や、窓からの景色の開放感。 - 自身のライフスタイルの再発見
「広いリビングが必要だと思っていたが、実は使い勝手の良いキッチンが重要だった」など、自分自身の優先順位がはっきりしてきます。
ステップ4:先行下見のすすめ
「本格的な赴任はまだ先だが、時々出張でタイに来ている」というケースでも、早めに一度下見をしておくことを強くお勧めします。
- 時間の節約
一度下見をして相場感やエリアの雰囲気を知っておけば、いざ本格的に探し始める際に対象を絞り込め、短時間で後悔のない決定ができます。 - 準備の具体化
住む場所の目処が立てば、日本から持ってくるべき荷物の量やサイズも明確になり、スムーズな引っ越し準備が整います。
まとめ:前向きな気持ちで新生活へ
実際にお部屋をご覧になり、お気に入りの物件が見つかると、「早くここで新しい生活を本格的にスタートさせたい!」という前向きな気持ちが自然と高まってくるはずです。住まいが決まることは、タイでの新しい挑戦への自信にもつながります。
お客様のタイでの素晴らしい新生活を、TKMハウジングが全力でサポートいたします。










