タイの物件には、いろいろな鍵の種類と使い方がありますのでご説明したいと思います。
まずは、お部屋の外側の鍵に注目してみましょう。

最近のアパート、コンドミニアムでは建物に入る際や、エレベーターホールに入るとき、また、エレベーターのご利用階を押すときにもカードキーが必要なところが増えています。
また、コンドミニアムの場合、敷地内に入るときや、駐車場に入るときに遮断機を上げるための専用のキーカードが必要なところも多くなっています。

通常はご入居の際、1枚、あるいは2枚のお引渡しになりますが、増やしたいときにはオーナーさんに申し込んでもらう必要があります。まだこれらは発行数に限りがあり、お金を払えばいくらでも増やせるというものではありません。

特に駐車場用の鍵は、お部屋に割り当てられた数より多くの車を停められてしまうのを防ぐため、1枚限りと決められていることが多く、日本人の駐在員のお客様は、運転手さんに預けておかれる方が多いようです。

メールボックスは、たいていロビーの階、または管理事務所の階にあり、鍵はコピーを作れるものと作れないものがあります。ご単身でご出張が多い方の場合、電気代のお支払期限が過ぎてしまう恐れがありますので、メイドに預けていただき、請求書をまめにチェックしてもらうことをお勧めします。
ただし、新聞はメールボックスに届くのが普通ですので、購読なさっている方はご自身で毎朝開けていただくことになります。

次に玄関の鍵です。
玄関の鍵は普通の鍵、カードキー、ピンコード、マグネットキーなど、いろいろな種類があります。
普通の鍵でも、町の鍵屋さんでコピーが作れるものとアパートで申し込まなければならない物があり、申し込みからお受け取りまで2週間程度かかることもあります。

デジタルロックは鍵を外出先に忘れるといった心配もなく便利ですが、キーカード式の場合、ドアが勢いよく閉まったりするとデータが飛んでしまい、管理室で書き換えてもらわなければならなくなることがあります。その場合、全てのカードをそろえた状態で行わないといけませんので、大変手間がかかることになります。ピンコード式は3回以上間違えると警告音が鳴り、ロックされてしまいますので注意が必要です。

これらのシステムの場合、電池切れやピンコード忘れの際には万能キーとしてマグネットキーが付いていますが、こちらは大変小さいので落としたり、なくしたりなさらないようご注意ください。

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