7月は3月ほどではないものの、ご帰国やご新規の多い時期です。
ただ最近の場合、日本人学校の転入受け入れ時期の関係から4月に間に合わなかったご家族はご主人様が先にご来タイされて、年末、あるいは3月頃にご家族がいらっしゃるという2段階のお部屋探しをされる方が多いのが特徴です。
その場合、どのタイミングでどのようにお部屋選びをすればよいのでしょうか?

ずっとご単身であればご出張の際にあらかじめお部屋を探して決めておいて、空港からそのままご入居といったケースも多いのですが、1年以内にご家族を呼ばれる場合、まずは会社指定のホテルにお住まいになる方がほとんどかと思います。ご家族の移動が1~2ヶ月以内の場合には短い期間に2度もお引越しではせわしないので、そのままホテルにご滞在される方が良いかもしれません。
ただ、ホテル生活が2ヶ月以上続きますと、落ち着かない、疲れが取れないとおっしゃるお客様が多いようです。
逆に、ご家族向けのお部屋に何ヶ月もお一人で生活されるというのも掃除や洗濯が大変ですし、ご家族優先の立地条件ですと、外食やご通勤にはあまり便利とはいえないかもしれません。その場合は一旦、月契約の出来るサービスアパートにご入居されてからゆっくりご家族用のお部屋を探されることをお勧め致します。

お一人の間は単身用のご予算でお住まいになればホテル代やご家族帯同のご予算より安く済みますので、会社にとっても有益です。そして、何といってもお部屋にいらっしゃる時間が一番長くなるのは奥様になりますので、できれば移動の1ヶ月から2ヶ月前頃に一度下見にいらしていただき、奥様ご自身でお部屋を選んでいただくのがベストです。

最近はネットで得られる情報は非常に豊富ですが、実際の物件を何件かご覧になりますと想像とは違っていたとおっしゃる方がほとんどです。一つ例をあげますと「○○駅から徒歩何分」という情報があっても、本当に歩けるような道なのか?ということは実際に見てみないとわからないこともあります。
例えば歩道のある無し、車の交通量、明るさ暗さ、野犬の多さなどは場所によって異なります。他にも隣で大きな建設工事が行われているとか、同じ建物の中でも隣の景色やお部屋の向き等といったことは出向いてみないと分かりません。
また、ウェブサイトに記載されている価格はその物件の中でも一番低い階などの最低価格のことが多く、実際に空いたお部屋が高層階の場合にはお家賃が5,000バーツから10,000バーツも高くなることがしばしばです。

最近では同じ建物内でも改装前、改装後のお部屋によってお家賃にかなりの開きが出る場合もあります。どうしてもご主人様にお任せする場合には、絶対に外せない希望条件を伝え、後はできるだけ多く回ってみて写真を撮っていただいてご参考になさって下さい。

写真を撮る場合には、まず部屋番号など表紙として、玄関、リビング、キッチン、浴室、収納、そしてプールなどの共有スペース、最後に建物の外観や直ぐ前の通りなどの周辺の様子といった具合にルールを作っておくと比較しやすくて便利です。