これから本格的な雨季に入り、虫が気になる季節になってきます。今回は主に蚊よけ対策について、お話したいと思います。

タイは1年中暑いので、蚊も年中出没しますが、一番暑い時期よりは、むしろこれからの季節の方が増えてくるようです。
一昨年はバンコク市内でもデング熱が大流行しましたが、蚊を媒体にする病気は他にもあり、まだ完全には解明されていないそうですので、とにかく蚊に刺されないよう注意することがとても重要です

蚊は暗い場所を好み、地面に近いところに多いものです。日本でも知られていますが、これはタイでも同じです。

屋外のレストランでお食事をなさる際や、お庭でお子様が遊ぶ際にはなるべくジーンズなどの厚手のコットンを着用し、黒い服よりは白い服を選ぶように気をつければ、それだけでも蚊に刺される確率は非常に低くなるそうです。
肌が出ているところは虫除けスプレーやローションを使うのも大変有効ですが、これらはかなり強力ですので、手を使って塗った後はよく手を洗うこと、目や口の周りなどには付けないようにする等、注意が必要です。

タイの蚊よけスプレー

タイではピンクのラベルのシュッと吹きかけるタイプと日本未発売のニベアの蚊よけクリーム「ビオレガード モスブロックセラム」が人気です。スーパーやコンビニエンスストアで購入できます。

また、低層階(5階ぐらいまで)にお住まいの場合には、アパートの規則で許されている範囲で玄関やベランダに蚊取り線香や吊り下げるタイプの虫よけを置き、出入りや窓の開け閉めの際、蚊が入ってくるのを防ぐよう気をつけましょう。
お部屋の中でも火を使わないタイプの虫除けや、スプレータイプの殺虫剤等を時と場所で上手に使い分け、常に油断しないようにすることが大切です。

タイの殺虫剤スプレーと蚊取り線香

網戸は蚊よけ対策には一番有効ですが、日本人のご家族向けに建てられている、ワンオーナーのアパートタイプでしたら付いていることが多く安心です。逆にコンドミニアム(分譲マンションタイプ)の場合には付いていないことがほとんどです。

コンドミニアムでもオーナーさんによっては、リクエストすれば付けてくれることもありますので、まずは案内してもらった仲介業者に相談してみましょう。
オーナーさんが付けてくれない場合でも、低層階では自己負担してでも網戸は取り付けておかれたほうが安心です。ただしオーナーさんによっては自己負担でも不可の場合がありますので、必ず事前に確認することが必要です。こちらも仲介業者に相談してみてください。

また、万が一日に刺された場合、ご来タイ直後やお肌の弱い方の場合、普通の蚊でもアレルギーを起こすことがありますので、腫れる、痛痒いといった症状が数日も続くようでしたら早めに病院に行かれたほうが良いでしょう。もちろん発熱など、デング熱が疑われる場合には、すぐに病院に行くことが大切です。

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